お仕事をされている方々、
今を生きる我々、全ての現代人が
こんな過酷な世の中、状況の中で本当に頑張っておられます。
多くのプレッシャー、緊張、ストレスを抱えながら、次から次へとマルチにタスクをこなしている。
そんな現代人に向けての最近のホットトピックの一つが、このセルフコンパッションというもの。
コン=共に、パッション=悲しむ
を語源に、「慈悲」や「思いやり」という言葉で表現されることが多い。
それをセルフ(=自分)に向けた慈しみというもの。
以前までは、自分に向けた優しさとは、甘やかしになったり堕落に繋がるのでは?という声が多く、その話題を語ることはタブーに近かったのだそう。
それから研究が進んでいった結果、
セルフコンパッションは逆に、失敗や困難を乗り越える力となり、より成長しようという前向きな意欲に繋がるということがわかってきた。
今や、セルフコンパッションは自分のゴールへ向かってもう一歩前へ踏み出す時、
チャレンジをしていく時の自己管理に欠かせないあり方、姿勢となっている。
セルフコンパッションを構成する3つの要素は、
- マインドフルネス
- 共通の人間性
- 自分への優しさ
- マインドフルネス
放っておくと、私たちは自分自身に対してとても厳しい眼差し、態度で責めてしまいがちなところ、
まずは「今のこの瞬間、あるがまま、客観的に、ジャッジなし」に自分と向き合っていく必要がある。まずはマインドフルネスな状態であることがセルフコンパッションの土台となる。 - 共通の人間性
みんな完璧ではないということ、誰もが失敗を経験し、不完全な中でももがくことがあること。当たり前のようなことも、自分の気持ちが落ちている時には、そう思えないこともある。まるで、自分だけが落第者で不運に見舞われているように感じることもある。困難な状況や失敗は、あらゆる人が経験するものだと思い起こすだけで、救われることもある。 - 自分への優しさ
目の前に失敗して落ち込んでいる大切な友人がいた場合、どんな態度、言葉かけをするでしょう。
自分の失敗を悔い、ただでさえ傷ついているその人を心から元気付けたいと思った時。
それはただ話を聞いてあげることかもしれないし、温かな言葉だったり、ただ寄り添っているだけかもしれない。同じように、自分に対しても優しさと寛容な理解を持って接するということ。
それが、自分の心の滋養と勇気になっていく。
このような概念が今注目を集めているということは、私たちはやはり自分自身にとても厳しく、社会や周りのニーズ優先に合わせようとしている方に偏っているということかもしれません。
セルフコンパッション。
本当に必要な場面は、
自己肯定感が下がってしまっている時。
困難な状況にいる時。
深く傷ついている時。
頑張っているのに、理想からかけ離れすぎてて絶望しそうになったとき。。
うまく行っている時には、自然に自分を誇らしく思えていたとしても、
大変な時こそ、どこの誰よりも自分自身が自分の理解者であり、サポーターでありたい。
これからの人生で、誰よりも長く常に共に過ごす存在は紛れもなく自分だから。
ぜひご自分の肩を抱きながら、一言かけてみてください。
「いつも本当にありがとう」
心落ち着かせて、
今ここにいる自分にとって、
最もかけがえのない存在に感謝の気持ちをかける。
それだけでも十分、気持ちは伝わると思うのです。
いつもどんな時にも応援してます。
あなたの応援団長